ペットの気持ちを読み取る独自の手法とは

──まずはじめに、お名前と講座についてご紹介をお願いします。

橋本
アニマルリーダー養成講座を開催しております、橋本彰子と申します。
ペットちゃんの気持ちを読み取り、
飼い主さんにお伝えすることができるようになる講座を開催しております。

──どのような手法で気持ちを読み取るのでしょうか?

橋本
アロマの香りを使うんですけれども、アロマは植物の命の凝縮なんです。
その植物の命と、私たち人間の命、そしてペットちゃんの命を3つ組み合わせて行います。
私が日頃言っていることなのですが、「ゾーンに入る」ということをするんです。
アロマの香りを嗅ぐことで、嗅覚から香りが脳に入っていって、
脳が瞑想状態になるんですね。
私は剣道をやっておりまして、ゾーンに入る感覚というのはすごく掴んでいるので、
そのゾーンに入っている時にペットちゃんのメッセージが降りてくる、
伝わってくるという感じですね。
講座の実績と受講者について

──講座を開催されてどれくらい経ちますか?

橋本
約1年です。
受講生は現在約100名ぐらいになります。

──受講生の方はペットを飼われている方が多いのでしょうか?

橋本
両方ですね。
今ペットちゃんと暮らしている方もいれば、
お空にいる子であったり、過去に飼われていた方もいらっしゃいます。
愛猫の10年間の沈黙がきっかけに

──講座を始めるきっかけについて教えていただけますか?

橋本
まず講座を始める前の話なんですが、
きっかけは我が家の猫ちゃん2匹のうち1匹が10年間鳴かなかったからなんです。

──10年間ですか?

橋本
はい、保護猫で1ヶ月くらいでうちに来たんですけれども、本当に鳴かなくて。
病院に連れて行って生体を調べてもらったりといろんな検査をしたんですが、
全く原因が分からなくて。
本当に10年間はかなり長いので、
「もうこの子はそういう子なのかな」
といろんなことを考えつつ過ごしていたんです。
そんなある時、私のちょっとした知り合いの方で
アニマルコミュニケーターという「ペットの声を聞ける」
ということを知り、私もそれに飛びついて、
うちの「ごんちゃん」に聞いてほしいと頼んでみたんですね。
そこでごんちゃんがこういう理由で鳴かないよというメッセージをもらったのですが、
それは私が人間関係にすごく萎縮していた、バリアを張っていた時期があったので、
そこを「ごんちゃんが鏡のように、彰子ちゃんの真似してるよ」ということでした。
最初はピンと来なかったんですが、
「絶対こういうことだな」というものがもう私の中にあったので、
「このままではダメだ」と思って、そこから自分の生き方を改めていきました。
そうしたら1ヶ月後に鳴いたんですよ。

──え!?本当ですか?すごいですね

橋本
はい、1ヶ月後に鳴きました。
それで「こういう世界があるんだ」と思いまして、
これは逆に私がやりたいということで、3人の先生に習いに行きました。
初めて私が体験をしたというのが、この世界に入ったきっかけなんです。
アロマセラピストの経験が転機に

──独自の手法はどのように生まれたのでしょうか?

橋本
3人の先生に習ってもなかなかできなかったんです。
私は元々アロマセラピストだったので、
ちょっと休憩がてらアロマを嗅いだら、
急に「ガン」って繋がれた、
「アロマか」みたいな感じでした。
それで対面でやっていたんですけども、
やっぱりこれをたくさんの人にできるようになって欲しいなということが、
ふつふつと湧き上がってきて、これでオンラインでもやっていこうということになりました。

──オンラインで始めたのはいつ頃からですか?

橋本
オンラインで始めたのは2年半ぐらい前です。
その時は自分でランディングページを作り、そこで募集をしていたんですが、
2名だけお申し込みいただきました。

──集客が思うようにいかなかったんですね。

橋本
はい、残念ながら1年半でたったの2名でした。
認知度の劇的な変化

──現在の運営体制に変わってからの変化はいかがですか?

橋本
まず認知度がもう全然違います。
半端なく変わりました。
やはりインスタグラムの方からお問い合わせが多いです。
身近にも「広告見たよ」って言ってくる方がたくさんいて
「いっぱい見てくれてるじゃん!」と驚くぐらい、
すごい効果的な広告をかけていただいたということなんでしょうか。
集客の面で相当変わりました。
受講生同士の練習で感動の体験が

──実際のサポート体制について教えてください。

橋本
Zoomを基本として、初回は個別で約30分カウンセリングを行います。
その後に勉強会をグループでやっています。

──講座の雰囲気はいかがですか?

橋本
お互いに受講生同士でリーディングの練習をしようということで、お互いに練習をします。
逆にリーディングされた側っていうのは、皆さんすごく感動されるんですよ。
「こんなに感動するものなんだ」と。
自分が学んでいるけども実際にできるようになりたいんだけども、
受けた側になってすごく分かったと。
「だからこんな気持ちになるんだったら私もっとやりたい」ということで、
相乗効果といいますか、とてもいい感じになっています。
印象的なリーディング体験

──実際に読み取れたという事例はありますか?

橋本
はい、たくさんあります。

──印象に残っているモノなどはありますか?

橋本
最近の事例で、受講生同士で練習をした時のことなんですが、
そのママさんが今飼っているワンちゃんに「何かして欲しいことがあるか」
を聞いてくださいということで、お互いに練習をしました。
そうしたらそのメッセージが
「僕の3ヶ月間、小犬から来た3ヶ月間に戻りたい。戻ってその3ヶ月、小犬の時の僕になってママに会いたい」というちょっと意味の分からないメッセージを伝えられたそうなんです。
ですがその伝えられた側の飼い主の受講生さんは、すぐにピンと来たようでした。
そのママさんは昔わんこちゃんがどちらかというと苦手で、嫌いだったようなんですね。
なのでその子が3ヶ月齢になるまで、その子を1回も触ったことなかったようなんです。
それをその子が覚えていて、
「僕がそのちっちゃい時になって、もう1回撫でて欲しい」
っていうリーディングだっていうことがわかり、私もびっくりしたんですよ。
「すごい」と思って。
リーディングの練習している側も分からないですよね、
「小犬の姿に戻ってって何?」って。
もう相手の方が答え合わせをしてくれる、
「それはね、こういう意味なんです」って言って。
そういう事例がありました。
飼い主の悩み
ペットとの絆を深める為に

──今後の展望についてお聞かせください。

橋本
本当にこのコロナ禍で、特にペットちゃんと暮らす方がたくさん増えられたと思います。
そんな中で一番の飼い主さんのお悩みっていうのは、
「ペットちゃんが何を思っているのか、何を考えているのか、どうして欲しいのか」
というところを素直に知りたいという飼い主さんがたくさん増えたと思うんです。
私も実際猫ちゃんを飼っているので、同じ悩みを持っていたのでそれは理解できるんです。
やっぱりそこを解消したいなという想いがあります。
何か1つでもペットちゃんの情報が欲しいという方がたくさんいらっしゃるので、
まずそのお悩みの解消のツールとして、アニマルリーディングというこのツールを、
もっともっと広げていきたいですね。
橋本彰子先生プロフィール
アニマルリーダー養成講座主催。
アロマセラピストとしての経験を活かし、
アロマの香りを使ってペットの気持ちを読み取る独自の手法を開発。
愛猫の10年間の沈黙をきっかけにアニマルコミュニケーションの世界に入る。
現在約100名の受講生を指導し、ペットと飼い主のより「深い絆」をサポートしている。