
──まずは主催されている講座名とお名前をお願いします。

幹弓
彩り文字アーティスト養成講座を主催しています、幹弓です。
よろしくお願いします。

──講座はどのような内容になっているのでしょうか?

幹弓
彩り文字がアーティスティックに描けるようになっていただく、
ご自身のオリジナルを作っていただけるようになるという講座です。
全51動画を半年かけて週1回、2つぐらいの動画をレッスンしていただきます。

──「彩り文字」という言葉自体を知らない方も多いと思うのですが、どういうものなのでしょうか?

幹弓
「書道文字」を「顔彩で描く」のが彩り文字なんですが、
私が日本画と水墨画をしていまして、その技法を使って描いています。
顔彩というのは色がついているもので、
水で溶かして使う固形絵の具のようなイメージです。
偶然の発見から生まれた「彩り文字」

──彩り文字を開発されたきっかけを教えてください。

幹弓
日本画のお稽古をしていた時に、
その筆に色がついていることが一瞬「あれ?」と思ったんですよ。
不思議な感覚でした。
ずっと墨だったので「あれ?」と思って、そのままこう書いたんですね。
そしたら文字が当たり前ですが色つくじゃないですか。
それを見た瞬間に「はあっ!」ってなったんですよ。
美しいと思って。
そこにいる他の生徒さんに聞いたら、
みんな「すごい素敵」って言っていただいたので、
ちょっとこれ書いてみようかなと。
結構偶然だったんです。

──まさに偶然の発見だったんですね。

幹弓
はい、まさにそうです。

──自然に色がついたというのはどういった状況だったんですか?

幹弓
日本画を描く時は筆で描くんですね。
水彩画の筆なんですけど、いつも筆を握っているので、
その要領でちょっと文字を書いてみたら「寿」という字を書いたんですよ。
いまでもそのことをしっかり覚えているんですけど、
それがちょっと素敵だったんです。
その時に水墨画の技法があるんですけど、
それを軽くいれてやってみたら「あら、なんだか素敵」となりました。

──彩り文字を皆さんも描けるようになるのが、今回の彩り文字アーティスト養成講座ということですね。

幹弓
はいそうです。今度はそのノウハウをこの10年かけて色々組み立てていったんですね。
自分でその技法を全て入れているのが彩り文字アーティスト養成講座の内容になります。
技術レベル関係なく楽しめる

──彩り文字アーティスト養成講座を立ち上げられてからどれくらい経ちますか?

幹弓
彩り文字アーティスト養成講座を立ち上げてからは半年です。
すべてオンライン講座として行っていまして、半年で100人を超えました。

──半年で100人はすごい!講座の中でもかなり盛り上がっているとお聞きしましたが、実際どんな感じでしょうか?

幹弓
年齢層は40代から60代の方々で、50代の方々が一番多いです。
いろんな方がいますね。
例えば生徒さんの中にはその書道の先生がいらっしゃるんです。
教室を20年していますという先生から、全くお習字をしたことがないという方までいるんですけど、その方たちが皆さん一つになって、その人が字が上手いからどうとかそういうことではなくて、その彩り文字を楽しんでいただいているという印象です。
上手な方はその上手な方なりのアートに仕上がっているし、
書道をされていない方も字が上手になっていくんですよね、だんだんと彩り文字をしていると。
ただ上手くなくてもご自身の感性で書かれているので、その書道をしている人にはない良さがあるので、それで皆さん切磋琢磨しているというか、他の人の作品を見て良いところを取ったりとかし合っているので、とても良い感じで盛り上がっています。

──いろんな方がいらっしゃるんですね。レベル関係なく?

幹弓
はい、もう全然関係なく。
もう開花されている人もいて、本当にすごいですよ。
負けそうです(笑)
30年の書家が支える新しいアートの世界

──先生のご経歴を教えていただいてもいいですか?

幹弓
日本画と水墨画は趣味として行っていまして、
書道は書家として、書道教室を30年ぐらいしています。

──30年!?すばらしいご経歴ですね

幹弓
ありがとうございます。

──お教室の生徒さんはいったい何人くらい教えられたんですか?

幹弓
いやあ、わからないですね、どのくらいでしょうか(笑)
数えたことはないですけれども、何千人になりますかね。

──みくさんもご自身で教室をオンラインで教えたり集客されたりとかはされていたんですか?

幹弓
書道教室は通信講座という形ではちょっとだけしていました。
それは教室に通えない方という感じなので、オンラインで売り出したというわけではないんです。
オンライン展開への転機となった出会い

──オンラインで講座を始められたきっかけを教えてください。

幹弓
全国展開を元々したかったんです。
したかったんですけど、どうしていいかわからないし、マーケティングも知らないので、
だからネットで販売したりとかそんなレベルでした。
でも、ラフさんにサポートをして頂く事で、これだったら全国展開をして行けるんじゃないか?
って思ったんです。

──どういったところをサポートしてもらっていますか?

幹弓
マーケティングに関するところをサポートしてもらっています。
私がどうしたって出来なかったことをできる方たちがいらっしゃるので、お任せするということを覚えたというか。
プロデューサーさんにコンテンツを作っていただいたりとか、動画を作って頂いたりとかしていることと、あと販売をどういうところに販売するかということを考えて売り出していただいているのと、あとインスタグラムの運営をしていただいている方が他にいて、そのインスタの投稿を撮影していただいたりとか、撮影内容も考えていただいたりとかしています。
あと販売としてはラフさんの方に全てお任せして、営業の方もお任せして、もう全部プロの方にお任せしているので、私は本当に彩り文字をお伝えすることに専念できているのでとてもありがたいです。
もうその1人ではないという安心感と、やっぱりプロに任せるということの意味が分かりました。
全国展開から世界へ-未来への展望

──今後の展望についてお聞かせください。

幹弓
最初はこの彩り文字が受け入れられるということが分からなかったんですね。
でもこうして受け入れていただけたということで、たくさんの方にもっと知っていただきたい。
よく「見つけられた」って言われる生徒さんが多いんです。
「見つけた私を褒めてあげたい」みたいな。
本当に、もう本当にありがたいお言葉をいただいているので、ご縁のある方に伝わるように広めていって、
年齢層が私みたいに40、50、60代の方が多いと思うんですけど、必要だと思った方が彩り文字を通して、自分に自信を持って過ごしていけるようになるお手伝いをさせていただきたいと思っています。
全国に広めていきたいということと、あと日本のこの文化の一つとして世界に広げたいと思っています。

──世界展開も視野に入れていらっしゃるんですね。

幹弓
はい、日本の文化として世界の方にも知っていただけたらと思っています。

──みく先生、貴重なお話をありがとうございました。

幹弓
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
幹弓華凰(みく かこう)先生プロフィール
彩り文字アーティスト養成講座講師。
書家として30年間書道教室を運営し、数千人の生徒を指導してきた経験を持つ。
日本画と水墨画の技法を書道と融合させた独自の「彩り文字」を開発。
偶然の発見から生まれたこの新しいアートは、レベルや年齢に関係なく多くの人に愛されている。
全国展開から世界への文化発信を目指している。