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涙の合格!花屋の店主がつかみ取ったお花絞りの世界

INTERVIEW

「これはすごい!」と一目惚れして始めたお花絞り。 長崎の「flower miki」店主の古川さんに、お花絞り養成講座での経験や学びについて語っていただきました。

古川美紀

お花絞り養成講座受講生

──古川美紀さんの普段のお仕事や活動について教えていただけますか?


古川

私は長崎県平戸市で花屋をやっています。
福岡のお花の学校に行って、県内の花屋さんで務めた後、実家の造園業の会社の中の花屋で約20年働いていました。
それから花屋を別にすることになりまして、令和元年のちょうど41歳の時に個人事業主として花屋を始めました。
それまで作業場しかない花屋で葬儀関係のお仕事ばかりしていたので、お店を一から立ち上げました。

自分がずっとテイクアウトの飲食の方に興味があったので、飲食店の営業許可も取って、今はテイクアウトのカフェを併設しているような感じです。

──今お花屋さんと飲食店をやられているのですね。

古川

そうなんです。

──お店の名前を教えていただいてもよろしいですか?

古川

はい、大丈夫です。フラワーミキです。

#店舗詳細
店名:「flower miki」
場所:長崎県平戸市
特徴:カフェメニューをテイクアウトで頼むことのできるお花屋さん。
以前TV取材を受けたことも。
マロンパイとマフィンが人気。

お花のプロがお花絞りの世界へ

──以前からお花絞りはご存知だったのですか?

古川

全く知らなかったです。
インスタグラムなどで見ていて「これって何だろう」というくらいの感じでした。
「こんな食べられるものが本当にあるのかな?」なんて思っていました。

でも興味がずっとあったのか、やってみたいって気持ちが高まってしまい、近くでやっている教室がないかと探し始めたんです。

そこで佐世保でやっている教室を見つけて、去年の7月頃にそこの体験に行ってみました。

──本講座とは違うところに体験に行ったんですね。

古川

はい、そうなんです。
そこでは星型のものをちょこんと絞ったり、4枚のお花を白玉の上に乗せる体験をしました。
それだけでもすごいなと思ったり、色の付け方など「あ、そうやるんだ」なんて思ってお花絞りにより興味が出てきたんです。
それで結局「やってみたい!」「自分の商品にも取り入れたい!」と思ったんですが、自分のやりたいこととちょっと合わないなと思い、習うかどうか悩みました。

──やりたいことは具体的に決まっていたんですか?

古川

実はその頃うちのお店で出してるマフィンやパイ、ソフトクリームやパフェに合わせた商品を作りたかったんです。

でも私あんこが苦手なんです(笑)

お花絞りはあんこでなくてもバタークリームでもなんでも大丈夫と知って「あ、そういうのがいいな」と思ったんです。

マフィンの上に乗せたり、パフェの上にお花を乗せたりして花屋とリンクさせたものを商品化出来るんじゃないかと。
そこでは協会の規約で金額や内容が決まったものになるようでした。
それでは自由に商品を作れないなと思い、入るかどうか悩みました。

──そこではやりたいことができないと感じたんですね。

古川

はい、そうなんです。

そんな時にこの講座のインスタグラムのリールを見つけて「これだ!」となったんです。

──インスタグラムのリールを見て、この講座で習えば理想の自分の商品が作れると感じたんですか?

古川

はい、思いました。
最初は本当にリールの内容よりも絞りのすごさに感動したんです。
自分が花屋を長くやっているので、あんこやクリームでお花の良さが表現されていることに感動し、一目惚れしてしまったんです。

これはすごい、と思って先生のインスタグラムを調べました。

──そういう経緯でお問い合わせいただいたんですね。

古川

はい、見れば見るほど惹かれていきまして…。
悩んだ末、お問い合わせボタンををポチっと押してしまいました(笑)

──そうだったのですね。
ちなみにですが、最初に見たインスタグラムのリールってどんなものでしたか?

古川

カーネーションと三つ葉のお花を絞っているもので、「お花絞りでこんなものができますよ」という内容でした。
その後に見たリールは先生が「今こういうお仕事がありますよ」と紹介されているものだったと思います。

それらを見て「どうしよう」と悩んだのですが、とにかく問い合わせをして話を聞いてみようと思いました。
7月に体験に行って、8月には申し込みをしたので、1ヶ月で速攻決めちゃいました。

──速攻で決めてしまったんですね(笑)

古川

すぐ決めました。
ただ、8月は花屋が忙しい時期だったので、スタートは9月からにしてもらいました。
でも実際に始めたのは10月24日からになってしまったんです。

──お花屋さんがお忙しかったんですか?

古川

そうですね。
仕事が忙しくて、一度熱が冷めたところもあったんです。
練習用の動画を見る余裕もなくなって「確か半年コースだったよな」と思って、「やれるかな」「大丈夫かな」と不安になってしまいました。

でもその間も先生が心配してくださって、「大丈夫ですよ」と優しく言ってくださって…。
それで10月24日から頑張って始めました。

──お忙しい中始められたんですね。

古川

はい、でもそれからどんどん楽しくなって、上手になりたいという気持ちが強くなり、毎日練習を頑張りました。

何度も何度も練習し…
努力でつかみ取った涙の合格

──最初は難しかったですか?実際やってみてどうでしたか?

古川

全然違いました。

動画では「サッサッ」とやっていて簡単だろうと思っていたら、ただのまっすぐですら絞ることもできないし、止めることすらもできない。
やってもあんこが「グニュッ」となってしまって。
もう「これ何?」と思うものが出来上がってしまいました。

でもちゃんとできるようになるまでと思って、練習して出来上がったものを送った時も、先生が「これでいいんですよ」とか「そこはこうなんですよ」とかコメントでちゃんと返してくださったんです。

できた時には先生からOKをもらえると嬉しくて嬉しくて。
どんどん楽しくなってきて「次は何をしようかな」という感じになりました。
マム(西洋菊)の花を初めて出した時は、1発OKだったんですよ!
初めての1発OKだったんです!

嬉しくてついついテンションが上がっちゃいました(笑)

──それは嬉しいですよね。
今マムのお花をやられたとお聞きしましたが、他にどんなお花を絞ってみたいとかありましたか?

古川

そうですね…。
やっぱりバラですかね。

バラは1番最後だったんですけど、やっぱりこれは何にでも合うし、あんこでこれができるのかという驚きがありました。

あとはツバキもすごくおしゃれで「こんなのできるの?」と思うほどでした。実際ものすごく難しくて、何回も何回も練習しました。
もちろん他のお花も難しくて何度もたくさん練習しました。

──お仕事がお忙しかったと思いますが、練習はどのくらいの時間されていましたか?

古川

仕事が終わってから6時間とか8時間とかしていました。

──すごいですね!
そんなにやられていたんですか?

古川

そんな感じなので朝方までやることもありました。
自分の中では「3時間でやめよう」と決めているんですけど、絞り出すともう止まらなくなって、「ここをあともう1回」と思ってやり始めると気づいたら何回も何回も練習してしまっています。
あんこは練習用なら粘土みたいに何回も使えるので、カサカサになるくらいまで戻して使ってを繰り返して、先生から「あんこをもう変えてください」と言われるまで使っていました(笑)

──練習しているのを見ていたご家族の皆さんの反応はいかがでしたか?

古川

息子が年末に帰ってきた時に、毎日ひたすら練習していたので「何してるの?」と言われていたんですけど、見せたら「おー!いいじゃん」と喜んでくれて、「芸術作品みたいよ!」と言ってもらえてまたテンションが上がりました!

──周りから言われると嬉しいですよね。

古川

ですね。
頑張らなきゃって思えますね。
とにかく合格したいと思いました。

──今はもう認定試験に合格されたそうですね。
その時のお気持ちはどうでしたか?

古川

泣きました。
めっちゃ泣きました。

古川

最後のバラの時に「今日こそは合格もらえるかな」と毎日提出していたんですけど、ダメだった、またダメだった、と思いながら何度も何度も…。

他の勉強とか別のやるべきこともあったので、自分の中ではとにかく1月末までに終わらせようと必死に頑張ったのを覚えています。

──たくさんの努力のおかげで見事合格されたんですね。
おめでとうございます。

古川

はい、ありがとうございます。

仲間と交流することで技術が磨かれる

──他の受講生さんたちと交流などはされていますか?

古川

月1回のWEB交流会があって、同じ悩みを持つ仲間と交流できて支えになっています。

そこで作品などを共有してグループ内で先生に添削をお願いし、みなさんで共有しています。

──みなさんで作品を共有する良さなどありますか?

古川

ありますね。

実は私は練習をやればやるほど出来なくなるときがあるんです。

そうなったときに先生がグループLINEで、今やっている花と同じ花をやっている方とか、自分より先に合格された方が添削をされていて、自分もそれを見ながら「あ、ここはこうか」とか「やっぱり同じとこか」とか他の方の作品も見られてとても勉強になっています。

──仲間との交流があって良かったですか?

古川

良かったです。
この講座の良いところは、グループがあることで同じ時期に始めた人が先に進んでいくのを見て「やらなきゃ!」という気持ちになれるところだと思います。

本当に70代の方とかもいらっしゃるんですよ。
そういう頑張っている姿を見ると「自分はまだ40代だからしっかりやらなきゃ」という気持ちになります。

──それは励みになりますね。

古川

そうですよね。
70代の方のコメントとか見るとものすごい的確なことをおっしゃっていたりしてさすがだなと感心します。

──学びもあるということなんですね。

古川

はい、いろんな方の作品やコメントで沢山学ばせていただいています。

先生と一緒に仕上げた素敵な作品

──みく先生の印象を教えていただけますか?

古川

先生は本当に話し方が柔らかいんです。
心地いい話し方をされていて「あー、癒される」って感じで。

でもコメントは厳しいですよ!(笑)

──そうなんですね(笑)

古川

はい、でも私はそれがあるからこんなに上達できたと思っています。
「いいですよ、いいですよ」だけだったら絶対上達しないと思うので、その辺は先生も心苦しくおっしゃっている時があるのが文面から伝わってきますが、だからこそ「頑張らなきゃ」と思えます。
先生はグループラインやZOOMミーティングでもざっくばらんに話してくださるので、ありがたいです。初対面でもすぐに打ち解けられました。

インスタグラムでもいろんな先生の作品を見ていますが、みく先生の作品がピカイチだと思っています。色合いやリアル感がとっても素晴らしいんです。

先生の作品見るとこういうのが作りたいってトキめいちゃうんですよね。
先生に習えて良かったと、ひとりで運命を感じちゃっています(笑)

──みく先生との対面レッスンでは、どんなことをされましたか?

古川

まずケーキを焼いて、バタークリームを作って、お花を絞りました。
バラ、マーガレット、マム、それにグリーン(葉)を絞りました。

古川

先生に「何を絞りたいですか」と聞かれたので、ケーキなら王道のバラがいいかなと思って選択しました。

色合いも「くすんだ色を入れたい」と曖昧なことを言ったのですが、こんなステキなケーキができました。
どうですか?

#作品解説
題名:「バラとマムの咲いたブライダル風ケーキ」
絞った花:バラ、マム、マーガレット、グリーン
特徴:日持ちするバタークリームを使用したバラを咲かせたケーキ
ブライダルケーキのような色合いが特徴

──とっても可愛いケーキですね。

古川

私もそう思います(笑)
こんなに可愛いケーキをもらったらきっと嬉しいですよね。
色合いも白系でクリーム系と薄いピンクで、ブライダルの雰囲気ですよね。
薄いブルーを入れてもおしゃれな感じになると思います。
自分で好きな色合いを作れるのも魅力だなと思います。
今日のケーキは祖母に見せて、家族で食べようと思っています。

──反応が楽しみですね。

古川

ですね。

それこそインスタグラムにも上げて、もし「これいくらですか」「これ頼みます」と言われた時にすぐできるようにしておかないとな、と思っています。

──バタークリームで絞られたのは今日が初めてですか?

古川

合格した後に先生がバタークリームとスポンジの作り方の動画も作ってくださって、それを見て1回作ったことはありましたが、こんなに上手にできていませんでした。

スポンジも本当に誰でも作れるような作り方を教えてくださったのですごく助かりました。

お花絞りの可能性
花屋との連携の模索

──お花絞りを使ってプレゼントされたりしましたか?

古川

合格する前にも少し作る機会があって93歳の祖母に1回プレゼントしました。
祖母が「これ食べられるの?」と言いながら食べていて、喜んでくれました。

──もう商品化はされましたか?

古川

パンナコッタの上にあんクリームのバラを飾ったりしてみたら可愛かったので乗っけてみたりしました。まだ商品として出してはいないですけど、「来年こういうのをしたいな」とか「マフィンに合うのかな」とか考えながら楽しんでやっています。

──今後の展望について教えてください。

古川

自分が花屋をしているのでアニバーサリーの商品として、お花とケーキのセットを考えています。
5月には母の日があるので、カーネーションを使ったお花のケーキと、本物のお花とのコラボ商品を作れたらいいなと思っています。
他にも、あんこを使ったおはぎや桜餅の上に桜の花を絞って商品にするのも考えています。
あんこのクリームでおはぎに乗せたりするのも楽しそうです。
今後は教える立場にもなれたらと思っていますが、その辺はこれから考えていきたいです。
先生が「継続クラス」も作ってくださったので、そこで合格した方たちとのやり取りも始まったばかりで楽しみです。

──最後に、これから本講座を受講しようか迷っている方へメッセージをお願いします。

古川

まずは興味があるならやってみるといいと思います。
60代、70代の方も受講されていて、退職された後に自分がやりたいことが見つからない方にもオススメですし、趣味を求めている方にもいいと思います。

何か自分にできることを増やすために受講してみてもいいんじゃないでしょうか。
例えば家族の誕生日に出したらすごく喜ばれると思います。
それに家族だけではなくてお友達へのプレゼントでも絶対喜ばれると思うので、夢が広がると思います。
お花絞りを人に教えたいと考えているなら、年齢問わずできるというのがすごくいいですよね。
ぜひ皆さんも習ってみてください。

古川 美紀さんプロフィール

長崎県平戸市でカフェ併設のお花屋さん「flower miki」の店主をしている。
みく先生のお花絞りに一目惚れして本講座を受講。
現在は合格し継続クラスの受講を決め、教える側を目指している。
今後お花とお花絞りのコラボ商品を開発するため日々研究中。

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