Profile(講師プロフィール)
秋山ようこ
お花絞りパティシエ養成講座の講師。お花絞りの講師として活動し、現在はオンライン講座を通じて全国180名以上の受講生を指導している。カービングの経験や、お花絞りを独学で練習してきた経験を生かし、動画とLINEで一人ひとりの技術習得をサポート。現在は海外からも受講の申し込みが届くなど、活動の幅を広げている。
Interview(インタビュー)
Outline
「オンラインなんて、やったことがなかったから」
コロナ禍で対面レッスンができなくなり、オンラインでの受講希望を何十人も断っていたという、お花絞り講師の秋山ようこ先生。
未経験のオンラインレッスンに不安を抱えながらも一歩を踏み出し、現在は全国180名以上の受講生とつながっています。動画やLINEを活用した指導の工夫、そして海外にも広がった活動について、秋山先生にお話を伺いました。
何十人もの申し込みを断った、オンラインへの不安
まずは、お花絞りを教え始めた頃のお話を聞かせてください。
開業届を出して「これから頑張るぞ!」と思った矢先に、コロナ禍で対面レッスンができなくなってしまったんです。SNSを通じて作品を見てくださった方からオンラインレッスンのお問い合わせをいただいても、当時はどうしたらいいか分からず、何十人もの方をお断りしていました。
オンラインレッスンに踏み出せなかったのは、どんな理由からだったのでしょうか?
Zoomもほとんど使ったことがなかったので、画面越しにどうやって教えたらいいのか、不安だったんです。対面だからこそ伝えられることがあると思っていたので、技術をきちんと伝えきれるのか、ずっと心配でした。
そこから、挑戦してみようと思えたきっかけは何でしたか?
せっかく私の作品を見つけて、習いたいと思ってくださったのに、自分ができないという理由だけでお断りするのは申し訳ないなと思うようになったんです。それなら、自分が頑張ってできるようになればいいんじゃないかと考えて、オンラインレッスンに踏み出しました。
始めてみて気づいた、オンラインだからこその良さ
実際にオンラインレッスンを始めてみて、いかがでしたか?
やってみて驚いたのは、オンラインの方が生徒さんの上達が早いと感じたことです。動画なら難しい工程を何度でも見返せますし、一時停止しながら自分のペースで練習できるのが大きいですね。
生徒さんへの指導では、どんな工夫をされているのでしょうか?
練習したお花の写真を、上からと横から撮ってLINEで送っていただいています。私はこれまでたくさん失敗してきたので、写真を見ると絞り方の癖が分かることも多く、「こうするともっと可愛くできますよ」と具体的にお伝えできるんです。
対面レッスンと比べて、受講生との関わり方にも違いがありますか?
対面だと、その場で教えることはできても、レッスン後にどんなふうに練習しているかまでは、なかなか見られないですよね。オンラインではLINEで「どうですか?」「次はこれをしましょう」と継続して声をかけられるので、一人ひとりの練習に寄り添えるのが良いところだと思います。

これまでの経験が、今の教え方につながっている
先生は、お花絞り以外にもカービングを学ばれていたそうですね。
カービングは、ナイフを入れる角度を少し間違えるだけで、スイカが台無しになってしまうほど繊細な技術なんです。そうした経験があったからこそ、お花絞りでも角度の大切さを自然に理解できたのだと思います。
そもそも、お花絞りとはどのように出会ったのでしょうか?
Instagramを始めるにあたって、写真の撮り方を学ぼうとカメラのレッスンを探していたとき、先生のホームページでフラワーケーキの写真を見つけたんです。「すごくかわいい!」と思って、すぐにやってみたくなりました。
お花絞りを学び始めてからは、どのように技術を身につけたのですか?
韓国から来日された先生のレッスンを一度受けたのですが、テキストもなく、撮影にも制限があったので、ノートにびっしりメモを取りました。その後は先生が韓国に帰られてからも、自分のノートと本物のお花を見ながら失敗を重ねて練習し、少しずつできるようになったんです。

全国180名以上、そして海外の生徒さんとの出会い
現在は180名以上の受講生がいらっしゃるそうですね。
もともとは1〜3名ほどの少人数で対面レッスンをしていたので、こんなに多くの方に教えることになるとは思っていませんでした。動画で学んでいただき、LINEで写真を送ってもらって添削する形だからこそ、一人ひとりと向き合いながら続けられていると感じています。
活動の幅が広がるなかで、ラフのサポートも支えになっていますか?
広告宣伝や申し込み時のお問い合わせ対応などをラフに任せられるので、私は教えることに専念できています。受講生の作品を見てフィードバックする時間をしっかり確保できるのは、本当にありがたいですね。
海外からも申し込みがあったと伺いました。
最近、ニューヨークに住んでいる方から申し込みをいただいたんです。いつか海外にもレッスンを届けられたらと思っていたので、本当にびっくりしましたし、一人ではできなかったことが実現しているんだなと感じました。

画面越しのつながりを、これからは直接会える機会にも
今後、挑戦してみたいことはありますか?
これからはオンラインだけでなく、私の方から全国の生徒さんに会いに行くような場もつくっていきたいです。東京、大阪、福岡など、いくつかの拠点でセミナーを開催できたらいいなと考えています。
生徒さんに向けて、実現したいこともあるのでしょうか?
生徒さんが作ったケーキを展示したり、紹介したりできる場をつくりたいですね。自分の作品を誰かに見てもらうことで、「ここまでできた」という自信や、もっと頑張ろうという気持ちにつながったらうれしいです。
最後に、これから講師として活動してみたい方へメッセージをお願いします。
私自身、最初はオンラインで教えることに不安がありましたが、やってみたからこそ分かったことがたくさんありました。一人ですべてを抱え込まなくてもいいですし、頼れる人の力を借りながら、自分にできることを少しずつ広げていってほしいと思います。

編集後記
秋山先生はとにかく、受講生一人ひとりのことを本当に大切にされています。
その姿勢は、インタビューのあいだじゅう、ひしひしと伝わってきました。
その思いは、対面でもオンラインでも一貫しています。
むしろ、オンラインだからこそ、これまで届かなかった人のもとにも先生の温かなレッスンが届いている。
そして、こうしている今も、秋山先生が届けている学びが、誰かにとっての“生きがい”へと育っている——そんなことに気づかされました。
これからもラフ株式会社は、秋山先生の挑戦とまっすぐな思いに寄り添い、全力でサポートしていきます。
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